OUT PATIENT
精神神経科
土田病院は、100年以上前の明治42年(1909年)から続く、
都心に現存する最も歴史ある精神・神経科病院です。
当院はお子様からご高齢の方まで、
以下のようなご病気の専門治療、お悩みごとのご相談を承っています。
診療の対象
- うつ病・躁うつ病、気分変調症などの抑うつ症状
- 統合失調症
- てんかん(小児も可)
- 認知症(アルツハイマー病、ピック病など)、知的障害
- 不安症、パニック症
- 不眠症
- 自律神経失調症、更年期障害などによる不定愁訴
- 人間関係の悩み、思春期の悩み、引きこもり、復職・復学支援、家族相談など
診療について
患者様に寄り添った治療を心がけるため、医師が時間をかけてしっかりお話を伺い、精神・薬物療法につなげます。
必要に応じ、臨床心理士によるカウンセリング、あるいは入院治療に切り替えることも可能です。
退院後のくらしの支援について、社会資源の導入や施設入所など幅広い選択肢を用意し、
皆様のくらしの不安が少しでも少なくなるようお手伝いしています。
カウンセリング
について
カウンセリングとはどういうものかわからず、受けることに不安を感じて躊躇しておられる方も多いのではないでしょうか。
人間の生体は、解決できない悩みごと、不安を抱えたまま我慢を長く続けていると、それがストレスとなり、生体はそういう状況を変えてほしいという意味の「機能不全の表現形としての症状」を発現するようになります。症状は警告反応の意味があります。解決不可能と思っている悩みは、家庭や学校、会社などの人間関係が絡んでいることが多いものです。
悩みごとは個人の頑なな考え方が根強く関与しています。例えば、「人間は信用できない(人間不信感)」、「白黒をはっきりさせないと気が済まない」などです。この考え方(認知)を少し修正すると、新しい世界が見えることになります。
カウンセリングでは、対話を通して解決できないと思っている問題にどう対処するかを一緒に考え、生体の機能不全を解消し、健康を回復するための支援を行います。
神経科土田病院 心理カウンセラー
春日喬
てんかん治療
について
当院には日本精神神経学会認定の精神科専門医に加え、複数のてんかん専門医(日本てんかん学会認定専門医)・脳外科医(日本脳神経外科学会認定専門医)も在籍しています。当院はてんかん支援ネットワーク(厚生労働省・都道府県およびてんかん学会・てんかん協会・全国てんかんセンター協議会)に登録された、てんかんの専門治療をおこなう病院です。検査・治療の体制を整え、小児から成人までを対象に、外来治療・いざというときの入院治療までをトータルで提供しています。薬物療法のみならず、難治性てんかんに対しては関連である東大病院での外科治療・迷走神経刺激療法などの選択肢も含む、最適な治療を提案します。
てんかんの診療は、最近10年で大きく変貌し、進歩しました。薬でてんかん発作がなくなっている人でも、薬の調整により副作用を減らし、生活の質を向上できる可能性があります。てんかん発作が止まっていない人でも、薬の調整や外科治療によって発作を止める、または軽減させることができます。てんかん専門医を受診したことのない人は是非一度専門医を受診することをお勧めします。生活上の注意や自動車運転などについてもわかりやすく説明いたします。
――てんかん専門医より